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一年経った一日後

EP4まで残り1週間


凍った時間が再び動き出す…


※かなり長め


ピー

何かのロックが外れる音がした。

コールドスリープとして機能していた冷気が徐々に薄れ、眠っていた彼女達も意識を取り戻し始めた。

「ふぁー…よく寝たー…。」

先に目覚めたのはこいしだった。治療と言われてどんな事をするのか想像がつかなかったが、

ただ寝ているだけと言う内容には面倒くさがりのこいしにはちょうどよかったのかもしれない。

見知らぬ部屋。白い壁にカプセル状の機器が置いてある部屋だった。

となりを見ると同じ機器がもう一つ。まだ蓋は閉まっている。

こんな感じで治療していたのかー…とそんなことを思っていたらその蓋が開いた。

「ん、んー…はぁー……って寒い!」

その中から出てきたのは花凛だった。花凛もこいしと同じように部屋を見渡してとなりにいたこいしに気づく。

「こいしちゃんおはよー」

「おはよー」

「…二人だけ?」

「…うん、お姉ちゃんも六花さんもこの部屋にはいないみたい。」

「別の部屋にいるのかな…取りあえず外に出てみる?」

花凛が指さす方向には出口がある。

「そうだねー」

そういって二人は部屋から出た。

…部屋の外では二人を見て、喜びを抑えられなかった人が待っていた。

「こいしさん!花凛さん!」

呼びかけたのは瑠衣だった。真実を知っている彼女は二人が目覚めるこの日をずっと待っていた。

「瑠衣さん!……あれ…なんか雰囲気変わった?」

「…そう思っても仕方ないですね。最近いろいろあったもので。」

最近色々あった…?確かに昨日から姿は見ていなかったけど…と花凛は思い出す。

「お姉ちゃんと六花さん、それにさとりんは?」

「さとりんさんは現在出撃中です。いま深遠なる闇と戦っていますよ。」

「…え?」

二人は慌て始めた。

「なんでさとりんさんが!?さとりさんは起きてないの!?」

「ええ…まだ…」

「なら速く起こさないと…部屋どこ!?」

と慌てる花凛だが瑠衣は至って冷静だった。

「大丈夫です。彼女なら戻ってきますよ。安心してください。」

「でも…!」

「それより、あなたたちに話さないといけないことがあるんです。取りあえずマイルームに戻りませんか?」

「…」

「花凛ちゃん、瑠衣さん多分嘘入ってないと思うよ。無意識嘘つかない。取りあえず話聞いてみようよ。」

花凛は納得いってないみたいだが静かに頷いてマイルームへ戻った。


マイルームに戻って瑠衣から今まで起こって来たことが二人に初めて話される。

「さて、とりあえず現状を説明しますね。さとりさん、六花さんは今も眠っています。」

「それは治療に時間がかかっているの?それともただの寝坊?」

「…ふふっいかにもこいしさんらしい予想ですね。でも両方違います。」

「じゃあなんで…」

「あなた達4人は疲労、ダーカーやダークファルス、深遠なる闇からのフォトンの影響等

様々な要因が絡まって普通では完全に治療することはできなかったんです。」

「そこで四人に使われたのがコールドスリープと呼ばれる方法です」

「コールド…スリープ?」

「コールドスリープは身体の能力を極限まで低下させることによってフォトンの活動も鈍くします。

こうすることによってリスクを下げて治療ができたわけです。」

「…ふむふむ。」

「だから起きた時に寒かったのか…」

「しかし、四人と言えどもその量には差があります。例えばこいしさんとさとりさんでは戦闘量と深遠なる闇の影響は全く違うでしょう。」

「だから目覚める時期にはずれがあるのです。」

「それは分かったとして、六花ねぇもさとりさんもいつかは起きるってことで良いの?」

「はい。…ただしそれは明日とか、明後日と言う話ではありません。」

「…どういう事かな?今戦っているさとりんの事もだけど、さとりさんしか深遠なる闇と戦ったことがないんじゃ…」

「大丈夫です。さとりさんが眠ってから、さとりんさんと私が深遠なる闇と戦ってきました。」

…花凛は違和感を感じた。

「待って瑠衣さん…二人で戦ってきたんだよね?二人で行っている時と今。

一日では深遠なる闇はそう何回も復活はしないよね」

「…そうですね。だけどこの矛盾を解決する答えが一つあります。」

花凛はそれを聞いて恐る恐る聞いてみた。

「…瑠衣さん……いま…何月何日ですか…?」

「…何聞いてるの花凛ちゃん。いまは1月11日じゃないの?」

(さとりたちが呼ばれたのが1月9日のブログ。寝たのが1月10日。)

「…いえ、違います。」

そして瑠衣から言われたその日時と経過時間に二人はコールドスリープの真実を知る…

艦内では深遠なる闇の撃退に成功したと放送されている。

「今日は1月20日…ただし…二人が寝てから1年と10日が経っています。」

「え…」

二人は絶句した。たった一日寝ていたつもりが、約一年も眠っていたなんて!

「いやいや、うそでしょ!?じゃあさとりんと瑠衣さんは何回深遠なる闇と戦ってきたの!?」

「今日が67回目の復活でした。それまでずっと私とさとりんさん、二人で戦ってきました。」

「だから…今日をどんなに待っていたか…!」

瑠衣が顔を見て喜ぶのも無理はない。一歩間違えれば宇宙が終わっていたであろう終わりなき戦いを潜り抜けてきたのだから。

さとり、こいし、六花、花凛という四人の希望を守るために。

「ただいまー今回も大丈夫…」

マイルームに戻ってきたさとりんが二人の顔を見て

「あ!こいしさん!花凛さん!おはようございますー!」

と言うや否や二人に飛びついた。

「ちょちょちょ…さとりん、いきなりはやめてよー」

「さとりん、大丈夫だった?」

「瑠衣さんから聞いたんですね。大丈夫です!私も成長したんですから!」

どことなくさとりに似てきた気がする。一番私たちの復活を待っていたのはおそらくこの子だろう。

「ねぇ、花凛ちゃん。あと六花さんとお姉ちゃん、目覚めるまで今度は自分たちが頑張らないとね…!」

「そうだね。二人に頑張られたら私も頑張らないと!」

復帰そうそう気合を入れた二人であった。

二人が四人を守る戦いから、今度は四人で二人を守る戦いへと変化した。


「そういえば…」

とさとりんが何かを思い出した、そして部屋の外から長細い箱を持ってきた。

「部屋の外にこれが置いてあったんですが…これは一体…」

「何でしょうか…開けてみましょうか。」

「何だろう…これ…」

さとりんが箱を開けると、中には槍が入っていた。

「…槍…?ですか。」

「でも誰が誰宛に…まずこの中で槍を使う人なんて…」

と考え始めた瑠衣とさとりんだが、その槍を見て声を出したのはこいしだった。

「その槍…私にあてた槍だね。」

「えっ?でもこいしちゃんってダブルセイバーじゃ…」

「…これを使えって言ってる。私にはなんとなくわかる。…そういう事だよね。」

「?誰に言ってるの?」

「内緒ー。」

こいしの言った言葉の意味は誰にも分からなかったが、こいしは確信していた。

これをお姉ちゃんが起きるまでに扱えるようになれって事だよね。私を騙した知らない人。
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[ 2016/01/20 03:22 ] 第1シーズン記事 | TB(0) | CM(0)

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